相続が自分ごとになる瞬間

先日、とある会合で隣の人(Aさん)と相続の話になりました。

以前、親戚が相続で揉めて大変だったという話だったのですが、途中から自分の問題に変わりました。

将来起こりうる事をイメージ

Aさんには離婚経験があり、シングルマザーで子ども2人を育て上げました。

元夫とは離婚後しばらくは子供の面会で会うこともありましたが、子供の中学進学で部活動が始まると会うことも少なくなり、最近では20年以上会っていません。

元夫はその後再婚をし、再婚相手との間に子供もいるようです。

相続的な観点から見ると、気になる点があります。
皆さんは既にお気づきですか?

そうです。もしも今、元夫が亡くなると、Aさんとの間の子供2人も相続人になるのです。

Aさんの2人の子供は、元夫の法定相続人になる

Aさんの2人の子供は、元夫の財産について、元夫の今の家族と遺産分割協議をすることになります。

逆の立場から見ると、元夫の今の家族は、Aさんの2人の子どもの同意がなければ父の遺産を相続できない、ということになります。

Aさんの2人の子供は相続分を主張するか、何も受け取らない選択をするのか。

また、元夫に借金があったらどうなるのか?

元夫が遺言書を書いていたらどうなるか?

まずはお気軽にご相談ください。

このように、まずは将来起こりうることを知ることです。

それによって心の準備や整理をすることができます。

これからの人生を前向きに歩いていくサポートができればと思います。

この記事を書いた人

勝裕彰

富山の相続シーンが、より温かいものになりますよう、
相続コンサルタントとして、えがお相続のサポート役を担っていきます。