映画「ラーゲリより愛を込めて」から知った祖父の真実

勝裕 彰
勝裕 彰
初めまして。

合同会社えがお相続サポート代表の 勝裕 彰(かつひろ あきら)です。

久々の1人映画

年も押し迫った昨年12月30日。

友人の薦めで「ラーゲリより愛を込めて」を観てきました。

第二次世界大戦終結後、ソ連軍の捕虜として不当にシベリアに抑留された日本人・山本幡男氏の姿を描いた映画です。

涙なしでは観られなかった。
感想を一言で言えば、「ちゃんと生きよう」です。

「どんなに絶望と思える状況でも、決して希望をあきらめない強さ」

「そのために、どんな時も明るく、状況を楽しもうとし、道義を忘れず、人間らしく生きる」

これがほんの70年前に実際に起きていた事とは・・・どこか信じられない気持ちもありつつ。

ちょっとのことで気を挫かせてしまいがちな自分に「喝!」そんな気持ちになりました。

お正月、実家の集まりで知った真実

お正月、叔母とこの映画の話をしていると

叔母「彰くんのおじいちゃんもシベリアに3年間行っとってんよ」

僕「へー。え?そうなん?!」

映画を観た直後の僕にとって衝撃の真実を教えてくれました。

祖父母4人の中で、僕が唯一会った事のないおじいちゃん。今まで聞いたことがなかったのか、聞いても聞き流してしまっていたのか・・・。

「帰ってきた時は、頬がほんとにこけてしまって痩せ細ってたんやって。」

「姉さん(僕の母)と兄さん、6歳離れとるやろ。そういうことや。」

映画で見た、あんな過酷な状況の中におじいちゃんがいたなんて・・・

数日前に観た映画が急に自分ごとになった瞬間でした。

祖父母が繋いでくれた命

おじいちゃんがもしシベリアの地で命を落としていたら・・・

母親は生まれておらず、当然僕は生まれていない。

絶望の中でも、日本に帰ること家族に会うことを諦めなかったおじいちゃん、すごいです。

輪島塗の行商をして生計を立てた父方のおじいちゃんおばあちゃん

子供の頃朝鮮からひとり日本に養子に出された母方のおばあちゃん

そして、シベリアに抑留されていた母方のおじいちゃん

唯一、知らなかった母方のおじいちゃんのこと。

足りなかったピースが埋まった気がしました。

過酷な状況を生き抜いてきた僕のおじいちゃんおばあちゃん達。

生きる勇気が湧いてきます。

まとめ

あらためて家系図を見ていると、

2人、4人、8人、16人、32人、64人・・・10代遡ると1024人のご先祖様。

家系図にすると一枚の紙だけど、ひとりひとりの名前の裏にはすごい人生があったんだと思う。

それを乗り越えてきたご先祖の皆さんは、

自分をいつも見守ってくれる、背中を押してくれる、生きる勇気を与えてくれる僕の大応援団。

応援のシャワーを浴びて、安心して、明るい気持ちで、状況を楽しんで、誠実に生きていきますね。

いつもありがとうございます。

これからも見守っていてくださいね。

最後に、映画にピッタリの主題歌もよかったです。

この記事を書いた人

勝裕彰

富山の相続シーンが、より温かいものになりますよう、
相続コンサルタントとして、えがお相続のサポート役を担っていきます。