勝裕 彰
初めまして。
合同会社えがお相続サポート代表の 勝裕 彰(かつひろ あきら)です。
「若い頃は、家族を養うために一所懸命に働いたもんや」
相続対策のサポート進行中の80代のクライアントさんから約1時間話を聞かせていただきました。
いつもは家族も交えてなのですが、この日は一対一。初めは緊張しました。
このクライアントさん、家族みんなで話をする時にはほとんど話さない、質問にひと言ふたこと答える程度だったのが、この日はたくさん話してくれました。
・中学を出た後、大工の親方のもとで修行をしたこと
・親方にならないと収入は増えない。そのために必死で5年間の修行をがんばった
・独り立ち当初は大変だったが、丁寧な仕事を心がけたことで口コミで仕事の依頼が増えていった
家族に対しても
・子どもたちはみな、かたい子(いい子)だった
・家族を養うため、休みなく仕事をした
・お盆やお正月には、家族で石川県の温泉によく行った。
僕の問いかけに対して、時に饒舌に、時に遠くを見るような目で話してくれました。
僕も感情移入してしまい、温かい気持ちに。
人に歴史アリだなぁって。
この後、遺言書の付言事項を書いてもらいます。家族への心のこもったものになりそうですね。(公正証書遺言は行政書士が作成)
別れ際、お父さんが笑顔で言ってくれた
「ありがとう」
の言葉に全てが詰まっている気がしました。