合同会社えがお相続サポート代表の 勝裕 彰(かつひろ あきら)です。
どんな制度?
●親が亡くなった。加入していた生命保険があったかどうか調べたい。
●認知症の親がいる。生命保険に入っているらしいんだけど会社名が分からない。
こんな時にご利用いただけるのが「生命保険契約照会制度」。
一般社団法人生命保険協会で令和3年7月より運用が開始しています。
お客様に代わって、生命保険協会が生命保険各社に契約の有無を確認してくれます。
(生命保険協会に登録している42社へ照会)
どんな時に利用できるの?
平時:親や家族が死亡した時
親や家族の認知判断能力が低下した時
災害時:災害救助法が適用された地域で被災したことによる死亡または行方不明の時
今までは「災害時」に限ってでしたが、超高齢社会を踏まえ、先月から「平時」にも拡大となりました。
今までは・・・
家の中で保険証券を探したり、保険会社からの通知を探したり、通帳の引き落としを確認したり・・・
それでも分からなければ、可能性の高そうな保険会社から順に電話で確認したりする必要があったんですね。
それが、1照会あたり3,000円(税込)でどの保険会社に契約が有るかまたは無いかを調べてくれる、ということで、ご家族にとってはとても助かる制度になりそうですね。
大切なのは日頃からのコミュニケーション
ただ、これは最後の砦であってほしいなって思います。
この砦に頼らないためには、まずは親御さんが元気な内から家族で将来のことを話し合っておくことが大切です。
日頃から「こまめに連絡をとる」「顔を見に行く」「ラインをする」「テレビ電話をする」「ハガキを書く」などの円滑なコミュケーションをとっておきたいですね。
家族だからつい疎かに・・・ではなく
家族だからこそ、日頃からの「ありがとう」伝えたい。
それが「心をつなぐ相続」へのスタートラインです。