付言事項に心を込める

3月から遺言書の作成サポートに入っていた案件が先日一区切り。

 

財産分与の文面については行政書士さんにお任せをし、

私は財産の相続ではない、「心の想続」に焦点を当て

3度、4度と面談を重ねました。

 

私が質問し、クライアントに答えていただく。

 

最初は緊張していたのが、面談を重ねるにつれ、

時に懐かしそうに、時に涙ぐみながら

お話してくださいました。

 

これまでの感謝の気持ちや

今なお心配していること。

子供たちに伝えておきたいメッセージ。

 

最後にクライアントさんが

自ら付言事項を書き終えた時、

なんとも言えない笑顔を見せてくれました。

 

「勝裕さん、ありがとう」

 

私は20年超の保険人生の中で知っています。

人は必ず死ぬ。

そしてそれがいつかは誰にもわからない。

 

いつか訪れる自分の最期、

愛する家族にどんなメッセージを遺すのか

 

それが、残されたご家族の心で生き続け、

心が辛くなった時、乗り越える力となるのだと思います。

そのお手伝いをさせていただくことも私の役割のひとつ。

 

死んで生きる

 

昔、武田鉄矢さんがテレビで言ってた言葉。

この事業を始めてから、この言葉の意味を

噛み締められるようになってきました。

 

 

さて、事務所で相談をお受けできるように

なるまで後少し。

早く相談机が入るといいなぁ。

 

この記事を書いた人

勝裕彰

富山の相続シーンが、より温かいものになりますよう、
相続コンサルタントとして、えがお相続のサポート役を担っていきます。