晴れのち雨の「遺産相続」

勝裕 彰
勝裕 彰
初めまして。

合同会社えがお相続サポート代表の 勝裕 彰(かつひろ あきら)です。

初めは和やかな相談でした

昨年末のこと、ある姉妹から、お父様が亡くなった後の遺産相続の相談がありました。

事務所にお2人で来店された時は、とても仲が良さそうで笑顔でお話をうかがっていました。

遺産分割の方法についても
ほぼ決まっているとのことだったので

司法書士にお繋ぎし、
後方支援をしていく予定でした。

ところが…

後日、お姉さんから「弁護士を紹介してほしい」との連絡が。

聞くと、母の介護をめぐるところから、過去に受けた贈与の話も出てきて、姉妹間で話し合いができないところまでこじれてしまっているとのこと。

数ヶ月後「分け方が決まったので、再度司法書士に依頼に行くのに同席してほしい」との連絡がありました。

恐る恐る妹さんとの関係性を聞くと、絶縁状態になってしまったとのこと。

弁護士さんが入るってことは・・・
そうなりますよね。

時計の針を戻せるならば・・・

もし、お父さんが生前、遺言書を書いていたら・・・

もし、お父さんが生前、エンディングノートを書いていたとしたら・・・

もし、お父さんが生前、家族に自分の気持ちを伝えていたとしたら・・・

こんなことにはならなかった・・・
かもしれない。

お父さんが決して望んでいなかったことが現実となってしまいました。

円満相続と争族の分岐点

「親の気持ちが子供に伝わっているかどうか」が

円満相続と争族の分岐点となることが多いです。

忙しく過ぎる毎日ですが、ふと立ち止まり、大切な人のことを想い、備える時間に充てたいものですね。

この記事を書いた人

勝裕彰

富山の相続シーンが、より温かいものになりますよう、
相続コンサルタントとして、えがお相続のサポート役を担っていきます。