合同会社えがお相続サポート代表の 勝裕 彰(かつひろ あきら)です。
「また今度でいっか」に潜むリスク
現在私48歳。
最近同年代の友人達と、親の終活や相続について話す機会がありました。
多かった意見としては「心配なことは色々あるが、なかなか話をするキッカケがない」というもの。
状況が差し迫っていない、ということも話すことを先延ばしにしている原因なんですよね。
誰しもいつかは通るのが親の相続。
その状況によっては緊急度が高いケースもあります。それは・・・
必要な相続対策が出来ずに起きた悲劇
相続コンサルタント仲間のAさんから聞いたお話です。
「自分が死んだ時、子供たちが相続で揉めることのないよう対策をしておきたい」
と相談に来られた70代の相談者さん、サポートに入る前に脳梗塞を発症、その後遺症で認知症になってしまったのです。その後、2年ほど介護を受けられた後、相談者さんはお亡くなりになりました。
奥様は既に他界していたので相続人は子供たち3人。
相談者さんの心配が的中し、お父さんの財産を誰がどれだけ相続するかで揉めてしまって・・・
最後は家庭裁判所に持ち込まれる事態となってしまいました。
どうすれば防げたか
ではこのケース。どうしたら良かったのでしょうか?
正解は、お父様が元気なうちに対策を始めること、一点になります。
認知症になる前の元気な内に、家族間でこれからの話をする。
もちろん必ず防げるという訳ではありませんが。
・介護が必要になったらどうして過ごしたいか
・家やお墓の管理をどうしていってほしいか
・身の回りの世話を誰にしてほしいか
・財産はどのように受け継いでほしいか
・我が人生を振り返って、子供達に伝えておきたいこと
話し合うことで緩やかな合意が取れたなら、それを遺言書やエンディングノートなどに書き残しておく必要があったといえます。
今までの人生を振り返り、お互いに感謝の気持ちを伝え合う。
そんな温かい時間になるといいですね。
相続対策ができる最後のタイミング
親の足腰が弱ってきたなー。最近同じことを何度も言うようになったかも。
親にこんな兆候が見られるようになった時は緊急度がイエローからレッドゾーンに入っています。
ここが相続対策を始める最初で最後のタイミングと言えます。
でも、家族だけで話せるか心配・・・
そんな方は えがお相続サポートまでお気軽にご連絡くださいね。