遺言書を書く時に大切なこと

えがお相続的観点から見た時、遺言書は必須です。

 

〈遺言書〉

◯◯はAに相続させる

◯◯はBに相続させる

Aが私より先に死亡した場合は…

Bが私より先に死亡した場合は…

Aをこの遺言の執行者とする

何年何月何日 ◯◯◯◯ 印

 

まずは不備のない文書にすることです。

相続してほしい人にきちんと相続してもらえるように。

 

だけど、それだけではもったいない。

もっと大切なことがあります。

それは、「心」を入れることです。

 

・そのように相続させたいと思った理由

・家族との思い出

・家族への感謝の気持ち

などを『付言事項』として書いておくこと。

 

遺言書を書く人は家族のことを想っている人。

その想いもいっしょに書いておくのです。

 

遺言書は人生最後のラブレター。

短くてもいい。

文章がヘタでもいい。

 

それは、

残された家族が

これからの人生を生きていく時に

心の支えになります。

 

人生の選択に迷った時、進むべき道を

教えてくれる指針にもなります。

 

この夏以降、行政書士さんと共にサポートさせていただいたクライアントの遺言書、

先日公証役場にて完成しました。

帰り道、助手席に座るお父様の言葉

が記憶に残っています。

 

「いいがにしてもらった。これでわしは安心や。」

 

相続は想続とも言われます。

肉体は無くなるけど

子供たちの心の中で生き続ける。

未来のえがお相続

がまたひとつ増えた気がして

とても嬉しかったです。

 

遺言書を書く時に大切なこと②

は次回に。

この記事を書いた人

勝裕彰

富山の相続シーンが、より温かいものになりますよう、
相続コンサルタントとして、えがお相続のサポート役を担っていきます。