亡きお父様の「最期の願い」を叶えることができた瞬間

勝裕 彰
勝裕 彰
初めまして。

合同会社えがお相続サポート代表の 勝裕 彰(かつひろ あきら)です。

生前の相続サポート後、いつも気になっていること

それは

「将来、ご本人が亡くなった後、生前に書いた遺言書を子供達が読んだ時、どんな感情になるんだろう」

ということ。

数年前に遺言書を作成したある方のケース

行政書士と共にクライアントを訪問し、遺言書を作成したのが数年前。

遺言書を書く前、お父様には大きな心配事がありました。

それは、「自分が死んだ後、子供達が相続で揉めるのではないか」ということ。

相続財産は、多くの田、宅地、自宅土地建物、現預金。

自宅と田を継いでもらう子、そうでない子。

広大な「田」の将来の維持管理費も考慮すると、どうしても平等に分けることはできない。

でも揉めてほしくない。いい方法はないか?

遺言書に一手間加える提案

僕からのアドバイスは、

遺言書を、「財産の分け方」だけでなく

「なぜそうような分け方にしたいのか」

という理由や

「子供達それぞれへの想い」

を付言事項として記しておくことでした。

そうしてご自身の死後に子供達が読むことになる「人生最後のラブレター」を

書き上げられました。

そして昨夏、お亡くなりに

お父様、昨夏お亡くなりになりました。

先日、税理士が相続人であるお子さん3名に相続税額の説明に行く際、同行してきました。

すでに遺言書は読んでいるお子さん達。

お父様の遺言通りの分け方による、各人の相続税額の説明を聞きながら

終始穏やかな時間が流れていました。

3人の表情を見ながら、僕は心の中でお父様に報告をしていました。

「◯◯さんの願い、ちゃんとお子さん達に伝わっていますよ。安心してくださいね」

もしサポートに入っていなかったら・・・

もし、遺言書を書いていなかったら・・・

もし、付言事項を書いていなかったら・・・

もし、僕がサポートに入っていなかったら・・・

どうなっていたんだろう?

お父様が天国から我が家を見た時に、一番見たくない光景が見えていたかもしれない。。。

お父様の最期の願いを子供達につなぐことができて本当に良かったと思いました。

この記事を書いた人

勝裕彰

富山の相続シーンが、より温かいものになりますよう、
相続コンサルタントとして、えがお相続のサポート役を担っていきます。