合同会社えがお相続サポート代表の 勝裕 彰(かつひろ あきら)です。
いつの間にか増えているもの
自分の持ち物の中で、気がついたら増えているものと聞かれたら、何を思いつきますか?
僕の場合、ネクタイ、ハンカチ、タオル、コーヒーカップ類・・・ワンちゃんのおもちゃ(妻が次々に買ってくる)。。
この辺は薄々気づいてて、自覚はありつつ整理の先送りをしているわけですが・・・
もうひとつ、気づかない内に増えているものがありました。そう!通帳です。
引き出しから出てきた預貯金通帳の束
先日引き出しを整理していたら、長い間見ていなかった通帳が6冊出てきました。
20代の頃に作ったものばかり。金融機関もバラッバラ。
思い返せば・・・
・友人の銀行就職祝いにひとつ付き合いで。
・転職先から給与振り込みの関係で要請があり、仕方なく。
・金沢の実家に戻った時期に近所にあると何かと便利と思って。
人生の歩みを振り返って懐かしく感じられる点はいいのですが。
これ、放っておくと、将来面倒なことになるんです。
相続財産になる
僕が死んでしまったら「相続財産」になります。
つまり遺言書を書いていなければ、金額の多寡にかかわらず相続人全員による遺産分割協議の対象になります。
これは何を意味するか?
もし僕が妻より先に死んでしまった場合、通帳を発見した妻は各金融機関の窓口に足を運び、残高証明書の発行などをする必要があります。
そしてその他の相続人(現時点では僕の両親、両親が亡くなっていれば姉弟、姉弟が亡くなっていれば甥姪)からハンコをもらわないと預金の解約ができないのです。
その時妻が80代だったら…
足腰が不自由だったら…
自分亡き後に恨まれるだろうなぁ
今からキチンとしておかないといけませんね。
また、僕が将来認知症になってしまった時も、解約や預金の引き出しができなくなります。
先行き不透明なこの時代、できるだけスリムでシンプルな生活を送りたい。
結果、家族に不要な負担をかけずに済むことに繋がります。
今できることを
今回、これらの通帳はすべて解約しました。
受取った金額は一万円にも届きませんでしたが、気持ちはスッキリ!
大切な家族のためにも、通帳の定期点検おすすめします。